インタビュー ~ 堺の元気!企業紹介 ~

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競輪選手の使用率はナンバーワン高い切削技術が生きるHattaパーツ 株式会社八田製作所 隅谷明夫社長

30年前より競輪用自転車部品の開発・製造を開始

1945年設立、今年68周年を迎えた(株)八田製作所。自転車のハンドル回転部分ヘッドパーツ、ペダル回転部分ボトムブラケットパーツの開発・製造を行っています。設立当初は、軽快車やロードバイク、BMXなどを中心に自転車メーカーへ納入していました。
30年前、当時の営業部長の提案により、日本の自転車レースの最高峰と言われる競輪部品へ参入しました。開発はフレームビルダーと呼ばれる競輪選手の自転車を組み立てる方に選手の要望を聞きながら行いました。中野浩一選手の自転車を組んでおられるフレームビルダー様に採用され、中野選手が世界スプリント10連覇、競輪でも大活躍されたのを機に、Hattaのヘッド、ボトムブラケットパーツが一気に広まりました。


▲中野浩一選手にも愛された八田製作所のヘッドパーツ。


▲「自転車の心臓部」ともいわれるBBパーツは、非常に高い精度が求められる部品のひとつ。

「滑らかな回転調子」によりトップクラスの選手たちが愛用

中野選手はじめトップクラスの選手たちが愛用しはじめたのには理由があります。Hatta独自の「滑らかな回転調子」です。
「まず100 分の1㎜単位で切削し、次に1000分の1㎜単位で機械研磨をします。そして最後に当社独自、職人の手仕上げによる特殊研磨を施します。この手仕上げによる特殊研磨により、選手の感性に合う回転調子が生み出されるのです」と隅谷明夫社長は語っています。
10年前からは、日本競輪だけでなく韓国競輪でも使用されています。又、競輪以外ではビル街で自転車による輸送をしているメッセンジャーの方々に使用されています。近頃ではアメリカ・オーストラリア・イギリスなど海外の一般ユーザーの方々にも使われています。


▲競輪選手の約80%がHattaの部品を使用している。

航空機や医療機器にも活きるHattaのチタン切削技術

30年間にわたる競輪部品製造で得た切削技術は自転車以外の業界にも活かされています。特に「SWAN SUPERTITANIUM」という商品で培ったチタンの切削技術は、航空機、医療、海洋機器、食品機械など多くの業界で役立っています。
「ここ10年ではチタン以外の難削材、タングステンやインコネル、ハステロイ、コバール等も切削し、化学プラントや電極等、より幅広い業界に展開しています」
「当社には毎日新しい案件の問合せがあります。非常に加工しづらい材質のものや、精度の出しづらいもの、1点の間違いも許されない管理手法を問われるものなどです。クリアすればお金になる。絵空事のような開発ではなく、商売に直結した技術開発がそこにあります。私はそれら一つひとつのお客様からの問合せに対応していくことが間違いのないマーケティングであり、明日の八田製作所をつくるのだと考えています」と語る隅谷社長。その言葉に厳しい競争を勝ち続ける企業の強さを見ました。


▲若い技術者たちが日々加工技術を開発している。


▲高いチタン切削加工技術が認められて、ハステロイ等難削材が次々と持ち込まれる。

株式会社八田製作所

代表者 代表取締役社長 隅谷明夫
本社 堺市中区八田西町2-18-38
TEL 072-278-3112(代)
設立 1945年設立
資本金 4,800万円
従業員数 25名
事業内容 競輪用自転車部品の開発・製造、航空機部品、プラント設備部品、医療機器部品などの切削加工
ホームページ http://www.hattass.co.jp/

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