インタビュー ~ 堺の元気!企業紹介 ~

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LEDライトの可能性に賭けて。 株式会社ピカキュウ 田宮ますみ社長

国内最強の明るさを追求してメーカーへ

田宮社長が4人の仲間と、自動車用LEDライトの販売会社として創業。現在は、仕入れ部門を分社化しているほか、今後はさらに、他社の追随を許さない高品質のピカキュウブランドの確立をめざし、メーカーとしての機能も担っていく。こだわりのユーザーが多いなかで、丁寧な対応がピカキュウファンを増やし続けているようだ。

より明るく、より白くオリジナルLEDライトが大好評

自動車専用のLEDライトを販売している(株)ピカキュウ。その強みは、ヘッドライトからルームライト、テールランプなど自動車一台丸ごとLEDライトに換えられる豊富な商品ラインナップと、カーマニアの心をくすぐる光量です。田宮ますみ社長は、「ユーザーの強いニーズである"より白く、より明るく"を追求し、例えばフォグランプは純正品が1000lmのところ、4600lmの光量を実現しています」と語っています。
何よりピカキュウブランドがユーザーたちから大きな信頼を得ているのは、その安定した品質。「業界で一番安全、安心な製品をめざす」として、自社内で耐電圧や光量、ソケットやワイヤーにいたるまでの全てのスペックを変更したオリジナルにこだわっているうえに、社内で徹底した検品体制をとっています。
展示会への出品は、模倣防止のため基本的に行っていないといいますが、SNSなどでカーマニアたちのレビューを参考にしたり、情報を交換したり、時にはチャットでやりとりを行うなど、ユーザーのニーズを反映させた製品づくりも人気の秘密なのでしょう。


転機は勤務先の倒産 WEBショップに自信をつけて

ユーザーの大半が車好きの男性だと思われるこの業界において、「私自身は特別に車に詳しいわけではない」と語る田宮社長。以前は呉服店で着物を販売していたといいます。
「その呉服店が倒産し、同僚が開業したWEBショップを手伝うようになりました。やがて一つのモールでの販売を任され、そこで担当していただいたモールサイトのコンサルタントと、どうすれば売上を上げられるかを毎日のように一緒に考えているうちに、WEBショップの運営について自信がついたんですね。車専用のLEDライトが売れる商材と見込んで取扱い始めたところ売れ行きも好調で、違う打ち出し方をすれば、もっと売れるんじゃないかと考え、自ら開業することにしたんです」。
32歳での開業。当初は資金の確保や、税金、労務といった経営の知識が少ないことで苦労したといいます。それを乗り越えられたのは、「開業当初から助けてくれる仲間がいましたし、経営については、勤めていた呉服店の常務に顧問という形で相談に乗ってもらっています」という田宮社長の「わからないことは誰かに教えてもらう、助けてもらう」素直な姿勢にあったようです。


業界初のメイドインジャパンをピカキュウから

ところで、呉服から自動車用品へ関わる商材が大きく転換したことについて、田宮社長は「販売するものが変わっただけで、異業種へ参入したという感覚はないんです。モノを売ることの楽しさを追求したらWEBショップであり、LEDライトに行き着いたという感じですね。私が車好きでなかったからこそ、ここまで売ることができたとも考えています。客観的な視点で販売戦略を考えられますから」と語っています。
現在、複数のモールサイトに出店中のピカキュウですが、モールごとに商品の見せ方を変えたり、お得感を演出したり。なかでも強いインパクトを与えているのは、全自動車メーカーの主要車種に自社製品を装着して撮影した純正品との比較画像です。サイトの中でふんだんに掲載されています。
「このビジュアルで訴える表現は、洋服のショップと同じです。ワンピースだけがずらりと並んでいるのを見ても楽しいということを知っている女性ならではの感覚ですね」。
現在、経済産業省の「中小企業・小規模事業者ものづくり・商業・サービス革新事業」の補助金を活用して、業界初となる純国産製品を開発中だとか。今秋には発売される予定です。「ユーザーさんも待ちに待った完全なメイドインジャパンです。今後は、日本製に高い信頼を寄せる中国などの海外へ販売網を広げるべく準備を進めているところです」。


▲大学で舞台芸術を学んだという田宮社長が自らパッケージのデザインを手がけた「フォグランプキット」と、ウインカーランプ、バックランプ。

大学卒業後に経験した2つの不運が経営者としての今に活かされて

大学卒業後に取得した資格を活かして測量士に。しかし事業所が閉鎖され、転職した呉服店も倒産するという2つの不運に見舞われたが、田宮社長は「企業の終わりというものを目の前で見られたことが、経営者としての今に活かされています」と語る。社員を抱えていることの責任を実感する日々だ。

3社ともに、異業界に飛び込むことへの妙な緊張感もなく、そこにビジネスチャンスがあったからと軽やかに事業を転換されていたのが印象的でした。それは前職で人脈や知識、ノウハウをしっかりと培い、土台に蓄えていればこそだったのでしょう。今、足もとを固めることがまた、新たな道を拓くことにつながるのかもしれません。

株式会社ピカキュウ

代表者 代表取締役 田宮ますみ
本社 堺市北区長曽根町 130-42 S-cube205
TEL 072-260-4745
設立 2010年
資本金 300万円
従業員数 3名
事業内容 自動車用LEDライトの開発・販売
ホームページ http://www.pika-q.com/

貸会場のご案内 TEL 072-255-0111 FAX 072-255-3570 ご案内ページはこのボタンをクリック

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